Phantasy Star Online 2 ―― 酒井智史が語る『海外版』の開発状況
2012/12/05(水) 00:00

 韓国のゲームイベントとしては最大級を誇るという『G-Star 2012』なる祭典が先ごろ開催。 オンラインゲームのメッカたる韓国に相応しい、オンラインゲーム中心のお祭り騒ぎ。 こちらのイベントに、オンラインゲームの 代名詞たる『Phantasy Star Online 2 (PSO2)』が出展され、 現地のゲームメディアやパブリッシャーなどから注目を集めていたという次第。

 このイベントに足を運んでいた酒井智史プロデューサーに、 韓国のメディアがインタビュー。2013年の春ごろサービスインを 迎えるという『欧米版』のほか、 時期こそ未定ながら前向きにサービスインが検討されているという『韓国版』など、 海外版の開発状況が浮き彫りに。

 いわく『日本と変わらぬ仕様に拘っていては 海外で成功を収めることは難しい』とのことで、 たびたびお伝えしてきたように、それぞれのお国柄に適した カルチャライズが施されることは確定的といった印象。 これまでリリースされてきたシリーズタイトルの海外版が、 ごく一部を除いて『ベタ移植』だった件を顧みるに、 海外展開へと掛ける意気込みが窺い知れるところ。 それゆえ、とりわけ『韓国版』の開発状況は遅れ気味なのだとか (’-’;



※ 海外のゲームメディアによる、PSO2開発者インタビュー
※ 酒井智史プロデューサーからのコメントを意訳
※ インタビューの原文は、記事末端の『関連リンク』を参照





『PSO2 (韓国版)』のサービスインは、まだまだ先の話。
多忙なスケジュールの中で、海外版に注力する余裕が無く、
海外に適したコンテンツすら御用意しないまま
見切り発車することは出来ない。

日本国内ですら問題が山積しているのに、
競争に耐え得るだけのクオリティを整える前に、
海外版のサービスインには踏み切れない。
『PSO2 (韓国版)』を待つ韓国のファンには申し訳ありませんが、
どうか、しばらく待ってほしい。


(−−−−− 中略 −−−−−)


コンテンツの消費速度が速い韓国のため、
コンテンツの充実徹底を図っているところであり、
韓国におけるパブリッシャーが決定したら、
韓国に合わせて最適化された
インターフェイス、システム、コンテンツなど披露する予定。
それぞれ国によってユーザーの趣向が異なるので、
『PSO2 (日本版)』と変わらぬ仕様に拘っていては、
成功を収めることは難しいと考えている。

現在『PSO2 (日本版)』のサーバーでは、
韓国のユーザーも『PSO2 (日本版)』をプレイしている。
不正行為対策として、海外からのアクセスを弾いているが、
これを回避するバイパスプログラムまで使ってプレイしている。
『PSO2 (韓国版)』の成功に期待感を抱かせる。
ルールのうえでは違反ですが、
それほど我々のゲームを愛して下さるファンが居ることは有り難い。
『PSO2 (韓国版)』を提供することで報いたい。







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3 / 3 ↓に、PvPと思われる模擬戦闘の情報 (・ω・)