Phantasy Star Online 2 ―― オンラインゲームのメッカから『評価』の声
2012/07/25(水) 23:30

 韓国のゲームイベントとしては最大級を誇る『G-Star 2011』が、2011年11月13日に閉幕。 オンラインゲームのメッカたる韓国に相応しい、オンラインゲーム中心のお祭り騒ぎ。 こちらのイベントに、オンラインゲームの 代名詞たる『Phantasy Star Online 2 (PSO2)』が 出展され、ハングルに翻訳された 『韓国版』が参考出展されたことは既報のとおり。2013年を目処に、 アメリカやヨーロッパなどといった欧米諸国において 『欧米版』がサービスインを迎えることも相まって、 にわかに『韓国版』の正式発表の期待感も高まりつつある昨今。

 このような折り、韓国のメディアが『PSO2』のレビューを掲載。 オンラインゲームのメッカたる韓国が値踏みする、 この『PSO2』というタイトルの評価とは…?



※ 7月25日に韓国のメディアに掲載された『PSO2』のレビュー
※ レビューの中から、本作の『長所』と『短所』をピックアップ
※ レビューの原文は、記事末端の『関連リンク』を参照




→→→ 韓国のオンラインゲームの『大規模戦闘』のような、
 ド派手な演出は味わえない。

→→→ 日本特有とも言える、
 そらぞらしいキャラクターやストーリーに拒否感。

→→→ 1人で黙々と目標をこなす『マターボード』や、
 制約の厳しい『クライアントオーダー』や、
 狙ったエネミーを狩れない『ランダムフィールド』など、
 韓国のユーザーには受け入れ難いシステム。






→→→ 日本特有の洗練されたゲームデザイン。
 NPCの効率的な配置など、
 クエストとシップを往来する設計にも無駄が無い。

→→→ シリーズを通じて培われた、充実した『SF』という世界観。

→→→ 韓国のオンラインゲームと比較しても遜色ない、
 とても美麗なグラフィック。

→→→ 『キャラクタークリエイト』が非常に直感的。

→→→ 『インタラプトイベント』によって退屈しない。

→→→ 『ガードキャンセル』や『ステップ』など、アクションも充実。

→→→ オンラインゲームというより、
 アクションRPGをマルチプレイするような、斬新な感覚。
 1人でも楽しめるオンラインゲームをオススメするとしたら、
 『PSO2』の名前を挙げたい。



 記事中では一部割愛させていただきましたが、否定的な意見は 『マターボード』へと集中。ランダム性が強く、 マターの回収に四苦八苦するという仕様が、 韓国のユーザーにとっては受け入れ難いものなのだとか。同じく 『ランダムフィールド』の欠点として、狙ったエネミーが狩りにくいという指摘もあり、 ローカライズするうえでは一つの課題となりそうです。

 しかし、肯定的な意見も少なからず、総評としましては、 おおむね好感触を得られた印象。日本のメディアのインタビューでも韓国進出を熱望していた 開発陣にとっては、このうえない励みの声となるのでは…? (’-’+