Phantasy Star Online 2 ―― 徳丸邦彦が語る『ローカライズ』のプラン
2011/11/15(火) 00:00

 韓国のゲームイベントとしては最大級を誇る『G-Star 2011』が、2011年11月13日に閉幕。 オンラインゲームのメッカたる韓国に相応しい、オンラインゲーム中心のお祭り騒ぎ。

 このイベントに、オンラインゲームの 代名詞たる『Phantasy Star Online 2 (PSO2)』が出展。 ハングルへと翻訳された『韓国版』が電撃発表され、 本作がグローバルに展開されることが確定的といった状況に。 セガのネットワーク運営部に在籍する徳丸邦彦チームマネージャーからも、 ローカライズに意欲を燃やすコメントが寄せられています。



※ 11月14日公開の『PSO2 関係者インタビュー』より
※ 徳丸邦彦チームマネージャーのコメントを、すべて原文まま引用
※ インタビューの全文は、記事末端の『関連リンク』を参照





今回出展したのは、G-Star 2011 (※1) のために
TGSバージョンを部分的にハングル化したもので、
全体的にローカライズ (※2) する計画はまだ動いていません。

PS02は開発の初期段階から
グローバル展開を視野に入れているが、
それが具体化するのは、まだ先の話。

韓国を含むアジア地域でのサービス展開には意欲的で、
G-Star 2011への出展はその第一歩。
韓国でのパブリッシャ (※3) についてはまだ決まっていないが、
B2Bブース (※4) には世界各地のパブリッシャが足を運んでいた。

G-Star 2011会場を見て回っても、
PSO2に似ている作品はありませんでした。
とくに韓国のMMORPGは完成度が高いですが、
PSO2はそれらとはまったく違う商品だと思います。
これなら韓国でも受け入れてもらえるんじゃないかと、
大きな手応えを感じました。

(※1) G-Star 2011 = 韓国のゲームショウ
(※2) ローカライズ = 海外版の開発
(※3) パブリッシャ = PSO2を現地で提供する提携会社
(※4) B2Bブース = 他社との商談用のブース



 これらコメントを窺う限り、ローカライズが具体化するまで 少々時間を要する模様。すなわち『日本版』との 同時発売は考え難く、ゲームサーバの統合についても望み薄といった印象は否めぬところ。 ともあれ『全世界ネットワークRPG』の基盤は整った恰好です (’-’+