『TGS-2005』セガブースにおいて出展された『ファンタシースターユニバース(PSU)』
のPC対応版プレイアブルデモ『ニューデイズ編』のレポートをお届けします。
セガブースでは、PS2対応版×8、PC対応版×8、両機種合わせて16台にも及ぶプレイアブルデモを出展。
両機種はブースの両端にそれぞれ別々に展示されており、
PS2対応版が『パルム編』、PC対応版が『ニューデイズ編』といった具合に
双方異なるシナリオを収録するのが、その特徴。
まずはコントローラーによる操作方法を紹介。
――コントローラーによる操作方法:□ボタン
右手に装備した武器による通常コンボが発動。『ボタン:R1』を押している状態のみ、
左手に装備した武器によるコンボが発動する。
――コントローラーによる操作方法:△ボタン
『ボタン:□』による通常コンボから派生する必殺技『フォトンアーツ』が発動。
使用すると一定の『フォトンポイント』が消費される。
通常コンボからの派生以外にも、一部単独で発動する技が存在する。
『打撃系』に分類される装備のみが使用可能…?
――コントローラーによる操作方法:○ボタン
選択の決定や、アイテムの拾得など、様々な局面で活用する。
――コントローラーによる操作方法:×ボタン
ボタンを押している間のみ、所持アイテムの使用や、
装備している『武器』の切り替えを行うウィンドウがアクティブに。
ウィンドウ内部は左右2列に分割されており、右には武器、左にはアイテムが並ぶ。
『十字キー:←or→』で『武器』と『アイテム』のウィンドウを切り替え、
『十字キー:↑or↓』で切り替えたい武器、または使用するアイテムを選択する。
アイテムを選択した状態でウィンドウを閉じると、選択したアイテムが自動的に使用される。
――コントローラーによる操作方法:R1ボタン
ボタンを押している間のみ『アクションパレット』が裏面に切り替わる。
裏面のパレットでは、左手に装備している『武器』や、
一部の両手持ち装備(杖など)のアクションを制御する。
――コントローラーによる操作方法:R2ボタン
押すたびに『フォトンアーツ』の名称など、
各ボタンの『HELP』のON/OFFが切り替わる。
――コントローラーによる操作方法:L1ボタン
ボタンを押している間のみ、特定のターゲットをロックオン。
ロックオン中は、目標のターゲットを中心軸に据えて移動を行う。
また、この際はダッシュが出来ず、"歩きモーション"による移動となる(移動速度はやや遅め)。
――コントローラーによる操作方法:L2ボタン
カメラワークの初期化。
カメラの位置がキャラクター正面前方を映すようにリセットされる。
――コントローラーによる操作方法:右スティック(R3)ボタン
『右スティック:↑or↓or←or→』によるカメラワークの任意操作。
また、ボタンを押し込むことで『主観視点』へと切り替わる。『主観視点』の状態で移動することは不可能。
――コントローラーによる操作方法:左スティック(L3)ボタン
キャラクターの移動。『GC:PSO』とは異なり、レバーを倒した直後からダッシュモーションにシフトする。
移動速度は『PSO』に比べると幾分速めの印象。(※気のせいかも?)
――コントローラーによる操作方法:スタートボタン
忘れちゃった…。
――コントローラーによる操作方法:セレクトボタン
忘れちゃった…。
以上がコントローラーによる基本的な操作方法。
スタート&セレクトの用途は失念ということで悪しからず。
続いて、プレイ中に気付いた幾つかのポイントを各項目毎にまとめます。
――ニューデイズ編:和をモチーフとした雅な雰囲気を醸す『ニューデイズ』
『ニューデイズ編』の舞台となるのは、惑星『ニューデイズ』の紅葉樹林。
和を象徴するかの如く立ち並ぶ"紅葉"のような樹木が美しく印象的な同マップ。
その景観には思わず息を呑んでしまうほどの感動が。
――アイテム:アイテムコンテナは健在 - お馴染みのアイテム『モノメイト』の存在も確認
破壊することでアイテムが出現するフィールド上の『アイテムコンテナ』は今作も健在。
破壊すると青色や黄色(?)のアイテムボックスが出現。
アイテムボックスに近寄ると『モノメイト』といったナビゲーションが表示されるのもお馴染みといった印象。
アイテムや基本仕様は『PSO』シリーズを踏襲しているとみて間違いなさそうです。
――コンボ:右手装備と左手装備によるコンボは連携しない…?
右手に装備した武器と、左手に装備した武器によるコンボは連携しない模様。
確認した範囲では、『左手:ハンドガン系』と『右手:セイバー系』によるコンボは、
先にハンドガンを撃ってからでは繋がらず、先にセイバーを当てても繋がらず、コンボが途絶える結果に。
その組み合わせ次第では連携する可能性もありそうですが、さて…?
――コンボ:ディレイのタイミングがよりシビアに
コンボを繋げる際のディレイのタイミングは従来シリーズの其れに比べると若干厳しい印象。
技のモーションが躍動感溢れるものになったためか、
繋ぐ際のタイミングを見極めるのに多少の慣れが必要。
ボタン連打ではコンボが繋がらない設計は今作も継承。
――フォトンアーツ:格闘ゲームさながらアクションを『極める』楽しさも
『打撃系』の装備の専売特許こと『フォトンアーツ』には多彩な種類が存在。
従来の"控えめ&薄味なアクション"といった印象を払拭するかのような
ド派手なコンボの数々は『動かしているだけで楽しい』と感じさせるに充分なほど。
『セイバー系』でエネミーを空中に切り上げ落下前に追撃をかけるといったエリアルコンボさながらのアクションや、
格闘ゲームにおける"突進技"とも言うべきハイスピードなアクションも追加され、
躍動感溢れるアクションゲームとして新生した感のある今作。
『レベルを上げて強くなる』といった従来の概念を"技の育成"といった要素で継承しつつも、
『操作を極めることでプレイヤースキルに更なる磨きを』
といったゲーマーの自尊心を煽るアツイ要素が付加された印象です。
――テクニック:全体的にモッサリとした印象で面白みではコンボに及ばず
やはり『杖系装備』限定で発動できる模様。
『ギフォイエ』などがセッティングされた『ロッド』が用意されていたものの、
そのモーションは武器によるコンボアクションと比べると、いささかモッサリといった印象。
『杖』の種類にも依存するとは思うのですが、
少なくとも自分が確認した範囲では『杖』による通常コンボの存在は確認できず。
『ロッド』は両手持ちですが、『ケイン』などの片手装備ならば
左右別々の武器でコンボに組み込むことも出来るかも…?
――アイテム:『フローズンシューター』の猛威再び? - 『アイススナイパー』が登場
用意された装備の中に『アイススナイパー』といったライフルを確認。
試射してみたところ、自分が確認した範囲ではかなりの高確立(100%?)でターゲットが凍結。
凍結時間もかなり長めに設定されており、凍結確認後にクロー系武器に装備を切り替え、
フルコンボを叩き込む余裕も。名称から察するにエレメント系のウェポンと予想したのですが、いわゆるレアアイテムなのでしょうか…?
――エネミー:エネミーの名称や『Lv』の表記は確認できず
『TGS-2005:Trailer』に見受けられた"エネミーの情報が表示されるウィンドウ"は、
その存在が確認できず。開発途上のプレイアブルデモだけに今後実装されるのでしょうか?
――エネミー:ボス級エネミーの強さは『PSO』の比に非ず
『ニューデイズ編』のボスと思しきエネミーは、巨大な翼を持つ異形のエネミー。
そのサイズもさることながら攻撃方法も多彩で、
滞空中にその手をかざすと地面からツタ状の樹木の根が飛び出し、
キャラクターに絡みつき全身を捕縛するといった変わり種の特殊技をはじめとして、
フォイエのような火球を5Wayで周囲にバラ撒いたり、
滞空状態で両手を掲げ『グラブド系』と思しき重力場のようなものを発生させたりと、
そのバリエーションは様々。対空中は武器を『射撃系』に切り替えて攻撃を行い、
地上に降りた時は『打撃系』でラッシュをかけたりと、戦い方を工夫する楽しさが見出せる今作のバトル。
その強さもアルゴリズムも面白さも『PSO』の比に非ず
といった印象です。
――バグ:PC対応版には『強制終了』といった不具合も - CASE-1
これは実際に自分がプレイしている時に確認された現象なのですが、
プレイ中に武器切り替えのシステムをゴチャゴチャと弄っていたところ、
突如としてゲームが『強制終了』され、デスクトップに戻されるといったトラブルが発生。
ブースのスタッフさんが『PSU』を再起動し、ご好意で続けてもう一度プレイさせて頂けたのですが、
こうしたトラブルから察するに、まだまだ開発途上といった印象は拭えません。
(※元デバッガーのサガ…?)
――バグ:PC対応版には『強制終了』といった不具合も - CASE-2
PC対応版『ニューデイズ編』のプレイ中に、武器切り替えウィンドウが正常に機能せず、
突如閉じたり開いたりを繰り返す不具合が発生。
以降、武器変更が全く出来なくなるといった状況に。
幸いなことにこちらもスタッフさんのご好意で再度プレイさせて頂けたとのことですが、
やはりその動作には若干不安定な部分が見られる模様です。
今後『ネットワークトライアル』が開催されるのであれば、
武器切り替えウィンドウのシステム周りを徹底的に叩き上げ、
バグを根絶する必要があるのかもしれません。
(※M.Hさん、メールによる情報投稿どうもありがとうございました〜)
以上がPC対応版『ニューデイズ編』のプレイレポート。
常時90分待ちといった状態で大盛況を博した『PSU』プレイアブルデモ。
連れ立った友人とともに全員揃って『ニューデイズ編』をプレイしたため、PS2対応版の
『パルム編』については未プレイといった状況で、残念ながらこちらについてのレポートはお届けできません。
また、ブース内は撮影禁止ということでスクリーンショットは、その一切が撮影できず。
せめてブース外観のフォトレポートから、その熱気や雰囲気が多少なりとも伝われば幸いです。
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幕張メッセ:TGS閉幕。ホントにお疲れさんでした。
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最後になりましたが、プレイアブルデモの感想を寄せてくれたり、
撮影に協力してくれた友人達に改めて感謝の言葉を贈ります。
ホントにどうもありがとう。お疲れさんでした〜。
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