米国大手の法人サイト「IGN.com」にて、「ファンタシースターユニバース(PSU)」
の実機プレイの様子を収めた映像ファイルが公開されています。
映像は、フィールド上のバトルを収録した「Fighting uglies」と、
ボスクラスの大型エネミーを収録した「Pretty swipes」の計2点。
このほか同サイトでは、最新のスクリーンショット計13点も併せて公開。
いずれも本邦初公開となる貴重なショットだけに、実機映像は勿論のこと、こちらのチェックもお忘れなく。
これらは、米サンフランシスコに居を構えるセガ米国法人
「SEGA of America」に、同サイトのスタッフが先週取材に訪れた際に独占入手した
「PSU」の実機映像。いずれの映像も、社外へのお披露目は今回が初の試みとのこと。
以下に、「IGN」の取材及び、「PSU」の体験レポートから、気になる事項をピックアップ。
――「E3:2005」への出展:「PSU:シングルプレイヤーバージョン」を出展
セガ米国法人「SEGA of America」は、現地日程5/17〜5/20にかけて
米ロサンゼルスで開催される世界最大規模のゲーム展示会「E3:2005」
の席において、「PSU」のシングルプレイヤーバージョンを展示する方針。
(※IGN記者がプレイしたのも同バージョンの模様)
――PS2版「PSU」の抱える不安:ワイドスクリーン&プログレッシブ再生に対応せず?
PS2版「PSU」は、ワイドスクリーン並びにプログレッシブ出力による映像再生をサポートしない。
一方のPC版「PSU」は、より鮮明な画質(高解像度)でプレイすることが可能。
――バトルシステム:強弱2種類の攻撃が存在
戦闘はリアルタイムに進行。従来シリーズの「ノーマルアタック」及び「ヘビーアタック」に相当する、
強弱2種類の攻撃を繰り出すことで、各キャラクター特有のコンボへと連携する。
――「First-Person(一人称視点)」による移動を実現
ガンシューティング(FPS)さながらに一人称視点「FP-MODE」による移動を実現。
(※これまでの情報では、一人称視点で攻撃(射撃)を行なう際には移動不可とのこと)
――4つの種族と職業の関係:従来の職業特性は、4つの種族が継承
従来シリーズの基本職「Hunter」、「Ranger」、「Force」といった概念は存在しない。
これら職業の特性は、「Hunter=Human」、「Force=Newman」、「Ranger=Cast」
といった具合に、4つの種族の得意分野として名残を見せる。そして新種族「Beast」の能力及び特性は、
システムに最も劇的な変化をもたらすだろう(※能力の詳細はセガが伏せているとのこと)。
――強化されたエネミーのアルゴリズム:ゲームの難易度はやや高め…?
敵AI(アルゴリズム)は開発途上ながら、
ボスクラスのエネミーは非常に強く、その戦いは熾烈を極める。
巨大な翼を持つドラゴン(双頭龍)などは、NPCのサポートがあったにも関わらず、
何度も敗北を喫するほど。また、ダンジョンで戦ったボスは4体1組の彫像で、
その強さは前述のドラゴンすら圧倒する(※PSOとは異なり、初見ではまず勝てない様子)。
以上が「IGN」スタッフの取材及びレポートの要約。
こちらのレポートを伺う限りでは、従来シリーズに類を見る、
強弱2種の攻撃系統は今作においても健在。となれば、「EXアタック」に相当する
攻撃手段が何らかのカタチで継承される可能性も濃厚でしょうか。
このほか難易度の高騰を匂わせるコメントにも注目。
従来シリーズでは戦闘中に寝落ちするユーザーも見受けられる程の
難易度で、"パーティプレイの意義が希薄"といった意見も囁かれてきましたが、
今作ではパーティによる連携プレイが活きてくるのでしょうか…?
件の実機映像を伺う限り、"これぞ「PSO」の直系作品"といった印象を抱く、PSシリーズ最新作「PSU」。
「E3:2005」の開催を目前に控え、新情報がポツポツと顔を見せる時期だけに、
情報が入り次第、当サイトでも鋭意お伝えする所存です。
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